幼児教育はいくつになったら始めたらいいのか。あるいは始めてもいいのか、ということが話題になります。
幼児教育に関係している人たちの多くが、その子の発達段階に合った教育であれば問題になることはない、と感じているのではないでしょうか。ただ問題は「発達段階に合った」ということを正確に判断できないことにあります。
まだ自分で意思表示をできない子どもに与える教育が、発達にプラスなのかマイナスなのか判断できないというのが正直なところだと思います。
さらに幼児教育については、よく言われる「エビデンス」がないだけに、やたらな発言もできないという風潮もあります。
さて、そう言ってしまうとなにも提案できなくなってしまいます。
明確な根拠はないけれど、長年の仕事の中で見つけた誰もができる、そして明確な効果がある幼児教育についてお伝えします。自分の子や孫にも伝えていきたい幼児教育です。
まず、生まれてから1歳後半まで。
この時期は、やはり母親のスキンシップ、家族とのかかわりが一番大切です。こころとからだの栄養を一番必要とする時期です。
1歳後半から。
さて、いろいろな言葉を覚えていく時期に、不自然な言葉を無理やりインプットする必要はないと思います。
でも一つ、やったほうがいいなと思う学習があります。順序数です。どうやるか。
生活の中で自然におこなうのが秘訣です。歩くときの歩数、身の回りにあるものを意識するときなど「1、2、3、4、5」とかぞえます。
こどもが自然にかぞえるということを意識できるようにします。楽しくいろいろなシーンでかぞえます。
2歳で、30ぐらいまで。3歳で100までを意識できるようにしておくと、理想的です。
その後、途中の数字からのカウントダウン、カウントアップそして、ものと数の一致、通り過ぎるものをかぞえる、階段の上り下り、エレベータの上り下りなどかずのイメージと一致することがポイントです。
また、身の回りにある道具で意外と成果を発揮するのがカレンダーです。1~12、1~31までのイメージ作りに最適です。不要になったカレンダーなど数字に〇をつけたり、いろいろ書き込みながら遊ぶのはお勧めです。
100までのかずが身にについてもすぐに計算に入る必要はないです。
このあともう一つ重要な学習があるからです。ふえる、へる、多い、少ない、くらべるなどのさんすうで使う言葉をかずを用いながら、クイズ形式でやり取りします。
楽しく遊び感覚で実施するのが大切です。
このような流れでじっくり算数の基礎を身につけることが一番大切です。
学力アップの秘訣です。
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