計算力のアップ2(ひきざん)

小学校1年生で学ぶ計算で最大の難関はくり下がりの計算です。
多くの子どもたちが乗り越えるのに苦労します。
手順を単純に暗記すればいいではないかと思いますが、手順自体イメージしにくいので多くの子がつまずくのです。
学校の教科書ではくり下がりの導入は、減加法による手順で指導しています。
12-4の場合、10-4+2の手順を踏むことになります。
いくらていねいに説明しても、理解できない子がでてきます。
さらに、教科書では減減法の記述も出てきて、
おなじ12-4を12-2-2などとするものですから、理解不足の子は混乱し、お手上げになるわけです。
それでも、毎日のように繰り返して小テストをすると定着していきますが、そうでもしないと忘れてしまいます。
この段階で、しっかりフォローしないと算数嫌いになっていきます。

さて、この難関をどのようにクリアするか。少し乱暴な方法ですが有効な手立てがあります。
1~18までのかずの合成分解を機械的に暗記してしまうのです。
1~10までの分解は、多くの教室でも重点的に練習しますが、その延長で11~18までの分解を暗記してしまいます。
繰り下がりの計算で必要な数の分解は11~18までの分解で足りるので、九九と同じように暗記してしまうのです。覚えるのは36パターンなので集中して練習すると自然におぼえます。
当社では練習用のプリントを用意して繰り返して学習してもらっています。1~20まで、50まで、100まで、1000までの4パターンあります。
この学習でひきざんの計算ミスも減り、スピードもアップします。

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