ほとんどの学校で4月からの新学期がストップしていました。学習の停止状態に活路を求めてオンライン指導。ほとんどの指導者、生徒が初めての体験でした。
通常授業と比べて学習効率の低下もさることながら、まったく参加できないできない子も出ている状況を見ているとやるせない気持ちになります。
学校からかは、少しでも学習の遅れをカバーすべく簡単な課題が出ていますが、どれだけの子が自力でこなしていくことができるのでしょうか。
職場で小学生の子どもがいる親に聞くと、子ども一人では取り組めない内容や、親でも判断に迷うような問題が多いとのことです。親がそばにいて様子を見ていない場合にはほとんど学習が進んでいないようです。
今回の長期休校の一番の課題は、現在の学校での学習の仕組みが、先生の指導によって知識を習得する仕組みになっている点です。
教育改革の中でも述べられている、「指導」から「自ら学ぶ学習」への仕組みがまだできていないのです。
ちなみに、弊社で提供している学習教材は、「自学自習」を前提に編集されています。
現在、多くの学習教室に導入いただいていますが、この時期、家庭学習用に使用していただいている教室では、子どもたちが自宅でコツコツ学習を進めているとのことです。
学校の勉強より先取の状態になっている子にとっては、学校の課題は簡単すぎるとの話も伝わってきています。
こんな話を聞くと休校中にどれだけの学力差がつくのか、不安になります。
学校の再会のみならず、学習の仕組みが変わっていく必要性を強く感じています。
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