子どもの成長に驚く瞬間

夏休みも終わり、9月になると毎年気づかされることがあります。子どもの成長です。

必ず夏の間に、人が変ったように成長する子がでてくるのです。よく、「臨界期」ということばで表現されているそれです。
今年の変化のチャンピョンは、年長児にいました。

その子はこの2か月間に3回、授業中に癇癪をおこして泣き出して困った子なのです。一度はどうしても泣き止まないので、椅子に座らせたまま、担いで部屋の外に連れ出したりしました。

変化した日、髪の毛をさっぱりした様子で教室に入ってきました。学習が始まると、別人のようにしっかり学習していったのです。

いつも、90分の間に10回以上注意されていた子が、一度も注意されずしかも生き生きと勉強して帰りました。担当の先生も「違う子かと思った」との感想。

この成長の瞬間を見ると、嬉しさで満たされるのと同時に少し寂しい気もするのです。もう泣き虫でわからずやだったあの子とは、会うことができないのです。
あの困ったちゃんはどこに行ったのだろう。

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